弓道警察もニッコリ!ツッコまれいない弓道描写を元弓道部が解説する話 弽(かけ)編
みなさんこんにちは!安藤凪羽です(@ando_nagiha)
前回の第一回は口わりについて解説してきました。
その記事がこちら
今回は第二回という事で弽(かけ)について解説していきます。
弓道では左手を弓手(ゆんで)、右手を馬手(めて)と呼びます。
そして馬手には弽(かけ)とばれるグローブのようなものを付けて競技を行います。
弽には3つ指、4つ指といくつか差がありますが基本的には使用方法は一緒です。
みなさんはこの弽をどういう風に使って弦を引いていると思いますか?
普通の人は弽をした部分で弦を握って引いていると考えると思います。
しかし、それは間違いです。
良く映画などで、素手で洋弓を引いている描写があるので勘違いされやすいですが、実は弦は弽のある部分に引っ掛けて引いています。
弽は親指に付け根辺りに弦をかける凹凸があり、そこに弦を引っ掛けてひいています。
そして手の甲を捻り上に向ける事で、弦を捩じり親指の付け根に固定しています。
なので、人差し指と中指は基本的に添えているだけになります。
この事を踏まえると、弦を描写する際は、弦は指先ではなく親指の付け根辺りから出てくる事になります。
これは結構知らなかった人も多いのではないかと思います。
以上今回は弽編でした。
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
では、また次回あったらよろしくお願いします。